ターミナルケア 病院編 - 2014.05.29 Thu
我が家のホームにしている病院は、
かれこれ6年位前から、1時間くらいかかる東京に隣接している病院へ通っている。
このK病院は、かつてカブが瀕死の危篤状態で、
それまで通っていた地元の病院でお手上げ状態になった時、
深夜駆け込んだこのK病院で、
のちに当時、ここの循環器担当をしていたM先生にも入って頂いた日大のオペで、
カブは一命を取りとめた。

それ以来、このK動物病院をかかりつけにしてきた理由は、
もちろん、カブのその後の心臓のモニタリングも理由のひとつではあるけれど、
このことをきっかけに、私は、動物病院に、
最先端医療と、最新機材、24時間営業、年中無休、
担当医制の数十名の獣医師とスタッフ
・・・という出来る限りの完全な状態で、病気の早期発見と、
高度医療可能な治療環境を求めるようになった。
3年ほど前に、担当医はこの病院を退職し、
新しい獣医師が担当になっても、この病院に4わんを通い続けた。
今回も、マークンの褥瘡と併用して、
鼻水と、赤みの状態を診察して頂いた。
処方された抗生物質は、一週間飲んでも、まったく効かず
その一週間の間に、鼻の皮膚はめくれ、ジュクジュクした状態から、
かさぶたになり、さらに剥がれる・・・。
剥がれるときに、鼻の組織ごと剥がれるという悪化の一途をたどった。
病院に再診に行くものの、担当医は、先日のように、年齢的に・・・という理由で、
治らない可能性の方が大きいと言った。
そして、わんこの鼻水は、結構な割合で、「鼻腔内腺癌」の可能性が高いと言われた。
抗生物質が効かないとなると、益々その可能性は高い。
私はそれを聞いても、驚きもしなかったし、慌てることも無かった。
そうだとしても、そうでないとしても、私のやるべき事に大きな違いがないように思えたからだ。
麻酔で、鼻腔内に内視鏡を入れ検査し、
仮に癌だったとしても、放射線も抗がん剤もするつもりは、はなっからない。
抗生物質が効かないことで、
担当医は「ステロイド剤」を処方した。
鼻が詰まっている為、食事がうまく取れず
体重は1.3キロまで落ち、耳、手、足は血液が明らかに循環しておらず、
黒くくすんでいる。
今、ステロイドを使えば、もしかしたら鼻水は止まるかもしれないけれど、
全身状態が、さらに悪化するのではないだろうか?
癌である可能性が高く、薬も効かず、体重も戻らない17歳の老犬。
どうにかならないかと何度も現れる飼い主に、
その場しのぎの対応をしているのではないかと、疑心暗鬼になり無性に悲しくなった。
そんな思いで家に戻り、
「ステロイド剤」をゴミ箱に捨てた。
医学の知識も無い私が、処方された薬を使わないことで、
事態が悪化するかもしれないと思うと勇気がいった。
カブのオペを決めたときと同じ。
私の選択が正しくても、間違えていても、
この小さな命は私の手にゆだねられている。
最先端高度医療で、命をつないだカブ。
そして、今シニアになるという事は、
この子達に、間逆のケアが必要になったことを感じている。
注射なんか怖くないぞ!

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ターミナルケア 褥瘡編 - 2014.05.26 Mon
マークンの介護にくじけそうになる時
いつもこの写真を思い出す・・・
ご存知の方も多いと思うけど 去年、FBの閲覧200万件。
瞬く間にシェアされた19歳老犬スコップと飼い主の男性の一枚の写真。

スコップは、重度の関節炎を患って、夜さえまともに眠れず、
そんなスコップのために、毎日1.5キロ離れた湖で、
時間が許す限りこうしている・・・。
浮力で水の中にいるときだけスコップは眠ることができるのだ。
心からこの男性を信頼しきらなければ、スコップのこの安らいだ穏やかな表情は生まれない。
この写真を思い出すとき、
どんな状況でも、してあげれることは必ずあるし、
そしてそれは、決して医療だけではないように思えた。
=====================================================================
マークンの褥瘡(床ずれ)ケアは、
まずは、ベットとか、マットとかを「低反発マット」に変えることから。
既に出来た床ずれ部分をかばう為に、他の場所に出来てしまわない為だ。
ちなみに床ずれは1日で出来てしまう。
マークンみたいな小型わんなら、人の座布団とか、○トリとかにある枕でいいと思う。
ワンコ用もあるけれど、ちょっと割高だし、それより汚れるので数あったほうが便利。

ただ、大きいワンちゃんだと、座布団と言うわけにもいかないし、
体重がある分、高反発のがいいという話も聞いた。
アイアンバロンさんのハニカムマットは優れているとの話もよく聞く。高いけど…汗
マットには出来れば何も敷かないほうがよく、
厚手の物などを敷いてしまうと、意味がなくなってしまうので注意。
あと、床ずれ患部を浮かせるために、タオルを当てたりドーナツ枕を引いたりするのも実は駄目で、
体重が、点に集中しないように、うまく分散させなければ、いたちごっこになってしまう。
シニアは、筋肉が落ちてほぼ骨ばってくるので、
関節と言う関節は、出来やすいのだけど、マークンに出来た部分はココ↓
代役で再現

マットのおかげで、他にできることは避けられたけど、
↓↓↓この腰骨?あたりは寝たきりの子はできやすい。

代役さんは肉付きいいから、よくわからないねっww

必須アイテムはコチラ

病院では、洗ってガーゼで保護と言う方法だったんだけど、
どうも直りが悪いので、
「湿潤治療」に切り替えた。
人の医療では既にポピュラーになっている
「傷を乾かさずに治す」とう方法なのだけど、
ワンコの床づれでも、試されている方も多かった。
実は私、数年前、某医薬品メーカーの、この「湿潤治療(モイストヒーリング)」の
商品化のお仕事に携わったことがあり、
その有効性については、既に知っていた。
特に関節部などは、傷がかさぶたになって治りかかっても、
また完全に治る前に、かさぶたが取れてしまい治りにくい。
その反対で、この治療はかさぶたを作らず、
傷をジュクジュクさせたまま、体内から出る自分の浸出液で傷を治すので、
薬もいらないし、痛みも少ない。
さらに、傷跡もきれいなのだ。
ただ・・・問題なのが傷を空気に触れさせず保護するために必要な「ハイドロコロイド剤」っていうのが、
一枚500円位します(涙・・・)


患部の毛はがっつり剃って、生理食塩水できれいに洗う。
血だとか、膿らしきものとか肉片だとか、ちょっとグロテスクになってる場合が多いけど、
思うより、ガッツリ洗ったほうがいい。
ガーゼで水分をとって、白ワセリンか、私の場合「馬油」をぬってハイドロ剤でシップ。
そのままでは剥がれてきてしまうので、サランラップで巻いてその上から包帯で固定。
一日に2度、少なくても1度はこの手順を繰り返す。
ジュクジュクしたままなので、治ってんのかなぁー?的になるけど、
そのうちに、新しい肉芽が再生され始める。
患部が広い場合や、大きいワンちゃんなどは、ハイドロ剤を使わなくても
生理用ナプキンを、排水溝のごみを取る穴の開いたビニールでくるんで患部に当てたり、
腰骨などの部分には、妊婦さんが使う母乳パッド?を使っている人もいた。
多分原理は一緒なので、近い効果があるんではないかと思う。
傷を洗うのは、水でもいいのだけど、生理食塩水の方がしみないのでいいと思う。
マークンも傷を洗ってあげるときは、気持ちよさげにしていた。
もちろん作ってもいいけど、私はこれを使った。↓

そのままピューって出るので、入れ替え不要で衛生的。
ただでさえ、血流が悪いところの傷の再生は根気がいり、
時間がかかるけど、きれいに完治した。

だけども、この褥瘡が完治した頃、すでに鼻炎の進行は進み、
深刻な状態になっていたのです。
つづく

いつもこの写真を思い出す・・・
ご存知の方も多いと思うけど 去年、FBの閲覧200万件。
瞬く間にシェアされた19歳老犬スコップと飼い主の男性の一枚の写真。

スコップは、重度の関節炎を患って、夜さえまともに眠れず、
そんなスコップのために、毎日1.5キロ離れた湖で、
時間が許す限りこうしている・・・。
浮力で水の中にいるときだけスコップは眠ることができるのだ。
心からこの男性を信頼しきらなければ、スコップのこの安らいだ穏やかな表情は生まれない。
この写真を思い出すとき、
どんな状況でも、してあげれることは必ずあるし、
そしてそれは、決して医療だけではないように思えた。
=====================================================================
マークンの褥瘡(床ずれ)ケアは、
まずは、ベットとか、マットとかを「低反発マット」に変えることから。
既に出来た床ずれ部分をかばう為に、他の場所に出来てしまわない為だ。
ちなみに床ずれは1日で出来てしまう。
マークンみたいな小型わんなら、人の座布団とか、○トリとかにある枕でいいと思う。
ワンコ用もあるけれど、ちょっと割高だし、それより汚れるので数あったほうが便利。

ただ、大きいワンちゃんだと、座布団と言うわけにもいかないし、
体重がある分、高反発のがいいという話も聞いた。
アイアンバロンさんのハニカムマットは優れているとの話もよく聞く。高いけど…汗
マットには出来れば何も敷かないほうがよく、
厚手の物などを敷いてしまうと、意味がなくなってしまうので注意。
あと、床ずれ患部を浮かせるために、タオルを当てたりドーナツ枕を引いたりするのも実は駄目で、
体重が、点に集中しないように、うまく分散させなければ、いたちごっこになってしまう。
シニアは、筋肉が落ちてほぼ骨ばってくるので、
関節と言う関節は、出来やすいのだけど、マークンに出来た部分はココ↓
代役で再現

マットのおかげで、他にできることは避けられたけど、
↓↓↓この腰骨?あたりは寝たきりの子はできやすい。

代役さんは肉付きいいから、よくわからないねっww

必須アイテムはコチラ

病院では、洗ってガーゼで保護と言う方法だったんだけど、
どうも直りが悪いので、
「湿潤治療」に切り替えた。
人の医療では既にポピュラーになっている
「傷を乾かさずに治す」とう方法なのだけど、
ワンコの床づれでも、試されている方も多かった。
実は私、数年前、某医薬品メーカーの、この「湿潤治療(モイストヒーリング)」の
商品化のお仕事に携わったことがあり、
その有効性については、既に知っていた。
特に関節部などは、傷がかさぶたになって治りかかっても、
また完全に治る前に、かさぶたが取れてしまい治りにくい。
その反対で、この治療はかさぶたを作らず、
傷をジュクジュクさせたまま、体内から出る自分の浸出液で傷を治すので、
薬もいらないし、痛みも少ない。
さらに、傷跡もきれいなのだ。
ただ・・・問題なのが傷を空気に触れさせず保護するために必要な「ハイドロコロイド剤」っていうのが、
一枚500円位します(涙・・・)


患部の毛はがっつり剃って、生理食塩水できれいに洗う。
血だとか、膿らしきものとか肉片だとか、ちょっとグロテスクになってる場合が多いけど、
思うより、ガッツリ洗ったほうがいい。
ガーゼで水分をとって、白ワセリンか、私の場合「馬油」をぬってハイドロ剤でシップ。
そのままでは剥がれてきてしまうので、サランラップで巻いてその上から包帯で固定。
一日に2度、少なくても1度はこの手順を繰り返す。
ジュクジュクしたままなので、治ってんのかなぁー?的になるけど、
そのうちに、新しい肉芽が再生され始める。
患部が広い場合や、大きいワンちゃんなどは、ハイドロ剤を使わなくても
生理用ナプキンを、排水溝のごみを取る穴の開いたビニールでくるんで患部に当てたり、
腰骨などの部分には、妊婦さんが使う母乳パッド?を使っている人もいた。
多分原理は一緒なので、近い効果があるんではないかと思う。
傷を洗うのは、水でもいいのだけど、生理食塩水の方がしみないのでいいと思う。
マークンも傷を洗ってあげるときは、気持ちよさげにしていた。
もちろん作ってもいいけど、私はこれを使った。↓

そのままピューって出るので、入れ替え不要で衛生的。
ただでさえ、血流が悪いところの傷の再生は根気がいり、
時間がかかるけど、きれいに完治した。

だけども、この褥瘡が完治した頃、すでに鼻炎の進行は進み、
深刻な状態になっていたのです。
つづく

きんきょう - 2014.05.23 Fri
こんにちは。
お休みは毎度の事ながら、
いつも呑気な言い訳とともに復活していたCAMP-Kファミリーですが、
今回ばかりは、「みんな元気です!!」の報告とともに復活できませんでした。
メールや、コメントも返せず、お店もクローズ状態で本当にごめんなさいです(泣)
マーくん事情が、結構深刻なことになり、ブログどころか、カメラさえも埃をかぶる状態でした。
シニアは、若い子と同じ状況の病気になっても、回復の面が天地ほど違うこと。
治療方法も限られてしまうこと。
若い時はたいしたことの無いことが、命取りにさえなってしまうこと。
この半年くらいで、考えさせられることがいっぱいありました。
ことの始まりは去年の暮れ・・・
後ろ足が立てなくなって座ることが多くなった頃、
足の人で言う「ひざ?」に、褥瘡(床ずれ)が出来てしまったことです。
もともと末端の血流が悪く、手足がいつも冷たいマークン。
ひざの部分は壊死して黒くなってしまい、組織ごとえぐらなくてはならなくなりました。
・・・が、年齢的に無麻酔で・・・
1階の待合室にいても、2階の処置室のマークンの悲鳴が聞こえると
苦しくて今にも処置室へ飛び込んで、抱き上げて逃げ出したくなる思いをぐっとこらえてると
泣きそうになりました・・・。
処置後、ヒザは、肉がえぐれて骨が見えてる状態でした。
褥瘡は、体重が同じ部分にかかりやすいため、完治が難しく、
先生も、完治は難しいかもしれないと言いました。
マークンの褥瘡ケアの事は、後日書くとして、
こうして日々、この足のケアが始まりました・・・。
改めて振り返る今になって、このとき既に、問題がこの褥瘡単体でないことに気づかされます。
この写真は、去年の年末に撮ったもの・・・。
ちょうど、褥瘡になってしまったあたりの頃です。
左の鼻の内部が、赤いことがわかると思います。


この時に、体全体の問題に気ずいてあげてれば、
もうちょっと違う経過があったんじゃないかと、今になって悔しい思いをぬぐいきれません・・・。
今、マークンは↑↑↑のように、グリーンメタル号に乗ることも、
ご飯をお皿から食べることも出来ません。
この後、酷い鼻炎との闘いで、鼻の穴はぐちゃぐちゃ・・・
鼻の組織が、壊死して溶解し、本当にぐちゃぐちゃと言う比喩そのもので、
どこが鼻の穴なのかわからない状態です。
後に、耳も壊死し始めます・・・。
鼻づまりが酷く、一時期はもうだめだ・・・と思った日も少なくありません。
この半年間、いろんな事や、いろんな場所へ
どうにかならないかと奔走し
一向に改善されず進行していた問題が徐々に改善されてきて、
マークンは安定した状態で元気を取り戻しています。
夜鳴きに悩まされる毎日だったのに、ずっと泣くことさえできなっかたのが、
また再び夜鳴きをするようになりました。(苦笑・・・)
やっぱり夜鳴きは、イライラもするけれど、
泣けないほど衰弱している姿を見ているよりはずっといい。
ずっと、ずっといい。
まだまだ、鼻水は止まったわけじゃないし、ぐちゃぐちゃのお鼻は治らないけど、
マークンが辛くないのならそれでいい。
今回のことで、考えさせられることが沢山あったといったけど、
改善策を模索する私に、病院などで、「17歳だから」「17歳だから」と言われた事が
どうにも引っかかって、悩みぬきました・・・
当然と言えば当然。
その場では、私も「そうですよね・・・」と言うほかないのです。
でも、心の裏側で、
17歳だから何?
17歳だから諦めなさい?
17歳だから治らない?
17歳なのは解ってる。
治療も限られ、免疫も落ち、薬の感受性も悪いのも解ってる。
だから、何もしないで死ぬまで黙って待ちなさい?
という、反発心が湧き上がってくるのです・・・。
私はマークンを元の状態にもどしたいではなく、
一日でも長生きさせてくれといっているのではなく、
たとえ明日
マークンの命がなくなるんだとしても、
それまで、辛いのとか、苦しいのを無くなしてあげたい。
改善じゃなくてもいい。
僅かでも、鼻づまりをなくして、すやすやと眠る時間を作ってあげたいだけなのに。
シニアの闘病や、介護は出来ることのそれが、
今まで通りではないことに気づきます。
それは、マークンが今、身をもって私に教授しているんだと。
これからやってくるであろうカブやポロンのために。
あーたんのお出かけコラムもあるんだけど、
まずは、そんな半年間のマークンのターミナルケアについて
ぽつぽつと更新してみようかと思っています。

オイラもがんばってる
お休みは毎度の事ながら、
いつも呑気な言い訳とともに復活していたCAMP-Kファミリーですが、
今回ばかりは、「みんな元気です!!」の報告とともに復活できませんでした。
メールや、コメントも返せず、お店もクローズ状態で本当にごめんなさいです(泣)
マーくん事情が、結構深刻なことになり、ブログどころか、カメラさえも埃をかぶる状態でした。
シニアは、若い子と同じ状況の病気になっても、回復の面が天地ほど違うこと。
治療方法も限られてしまうこと。
若い時はたいしたことの無いことが、命取りにさえなってしまうこと。
この半年くらいで、考えさせられることがいっぱいありました。
ことの始まりは去年の暮れ・・・
後ろ足が立てなくなって座ることが多くなった頃、
足の人で言う「ひざ?」に、褥瘡(床ずれ)が出来てしまったことです。
もともと末端の血流が悪く、手足がいつも冷たいマークン。
ひざの部分は壊死して黒くなってしまい、組織ごとえぐらなくてはならなくなりました。
・・・が、年齢的に無麻酔で・・・
1階の待合室にいても、2階の処置室のマークンの悲鳴が聞こえると
苦しくて今にも処置室へ飛び込んで、抱き上げて逃げ出したくなる思いをぐっとこらえてると
泣きそうになりました・・・。
処置後、ヒザは、肉がえぐれて骨が見えてる状態でした。
褥瘡は、体重が同じ部分にかかりやすいため、完治が難しく、
先生も、完治は難しいかもしれないと言いました。
マークンの褥瘡ケアの事は、後日書くとして、
こうして日々、この足のケアが始まりました・・・。
改めて振り返る今になって、このとき既に、問題がこの褥瘡単体でないことに気づかされます。
この写真は、去年の年末に撮ったもの・・・。
ちょうど、褥瘡になってしまったあたりの頃です。
左の鼻の内部が、赤いことがわかると思います。


この時に、体全体の問題に気ずいてあげてれば、
もうちょっと違う経過があったんじゃないかと、今になって悔しい思いをぬぐいきれません・・・。
今、マークンは↑↑↑のように、グリーンメタル号に乗ることも、
ご飯をお皿から食べることも出来ません。
この後、酷い鼻炎との闘いで、鼻の穴はぐちゃぐちゃ・・・
鼻の組織が、壊死して溶解し、本当にぐちゃぐちゃと言う比喩そのもので、
どこが鼻の穴なのかわからない状態です。
後に、耳も壊死し始めます・・・。
鼻づまりが酷く、一時期はもうだめだ・・・と思った日も少なくありません。
この半年間、いろんな事や、いろんな場所へ
どうにかならないかと奔走し
一向に改善されず進行していた問題が徐々に改善されてきて、
マークンは安定した状態で元気を取り戻しています。
夜鳴きに悩まされる毎日だったのに、ずっと泣くことさえできなっかたのが、
また再び夜鳴きをするようになりました。(苦笑・・・)
やっぱり夜鳴きは、イライラもするけれど、
泣けないほど衰弱している姿を見ているよりはずっといい。
ずっと、ずっといい。
まだまだ、鼻水は止まったわけじゃないし、ぐちゃぐちゃのお鼻は治らないけど、
マークンが辛くないのならそれでいい。
今回のことで、考えさせられることが沢山あったといったけど、
改善策を模索する私に、病院などで、「17歳だから」「17歳だから」と言われた事が
どうにも引っかかって、悩みぬきました・・・
当然と言えば当然。
その場では、私も「そうですよね・・・」と言うほかないのです。
でも、心の裏側で、
17歳だから何?
17歳だから諦めなさい?
17歳だから治らない?
17歳なのは解ってる。
治療も限られ、免疫も落ち、薬の感受性も悪いのも解ってる。
だから、何もしないで死ぬまで黙って待ちなさい?
という、反発心が湧き上がってくるのです・・・。
私はマークンを元の状態にもどしたいではなく、
一日でも長生きさせてくれといっているのではなく、
たとえ明日
マークンの命がなくなるんだとしても、
それまで、辛いのとか、苦しいのを無くなしてあげたい。
改善じゃなくてもいい。
僅かでも、鼻づまりをなくして、すやすやと眠る時間を作ってあげたいだけなのに。
シニアの闘病や、介護は出来ることのそれが、
今まで通りではないことに気づきます。
それは、マークンが今、身をもって私に教授しているんだと。
これからやってくるであろうカブやポロンのために。
あーたんのお出かけコラムもあるんだけど、
まずは、そんな半年間のマークンのターミナルケアについて
ぽつぽつと更新してみようかと思っています。

オイラもがんばってる
